ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

悪条件でも高いマクロ性能を発揮できる中望遠マクロの決定版

ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5 / ズイコー マクロ 135mm F4.5
ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5
  • 画 質  ★★★★★
  • 携帯性  ★★
  • 希少性  ★★★★
  • 人気度  ★★★★
  • 総合評価 ★★★☆
ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

◆愛称 「おおまくろ」
「オートエクステンションチューブ65-116」または「オートベロ-ズ」を併用で使うのが大原則のマクロレンズだ。その場合、一番でっかいくなるので「おおまくろ」だ。

◆良いところ
キリッとしたピント、高いコントラト、やや硬めの描写はマクロ撮影のために徹底的に研究され設計されていることによるものだろう。曇り空など条件が悪い中でも色再現は抜群だ。

「オートエクステンションチューブ65-116」を併用で使うという特殊性から見て目も特殊な印象がするが使い勝手は簡単なものだ。ざっくりオートエクステンションチューブの伸縮で行い、レンズ側のフォーカシングリングで微調整をとる。

マクロ専用レンズという位置づけだが、オートエクステンションチューブを使えば無限遠の撮影も可能なので一般の135mmとしても使用できる。オートエクステンションチューブを使いながらも自動絞りは維持されている。

F値は4.5と明るくはないが、ピントの切れがいいのでピントはとても合わせ易い。

◆悪いところ
暗いF値、オートエクステンションチューブを使わないと使用できない特殊性、ゆえにその異様な風体と大きさ。そういったところが本レンズを一般的なものにしていない要因かもしれない。だが、上記の通りこのレンズはオリンパスの傑作ともいえる高評価マクロレンズなのだ。

糸巻き型の歪曲がやや気になるが、格子状の絵ずらを撮影することなどマクロではめったにないので気にしなくても十分問題ないだろう。

◆エピソード
使っていて実に気持ちいい。「オートエクステンションチューブ65-116」を併用だと図体はでっかくなるが、無限遠もでるため用途は広くなる。

気になるのはF4.5という暗さだろう。だがデジタルカメラで使うにはF4.5程度の暗さはさほどの欠点ではない。高画質で高感度のイメージセンサーがカバーしてくれるからだ。デジタルの現在では暗いことは欠点ではないのだ。むしろ使いやすくていい写りができればいい。α7sがあれば持ってこいだ。近づけないマクロ撮影。たとえば蓮の花や昆虫の撮影によく使う。

ところで、小さい被写体を撮影することを一般的に「マクロ撮影」と呼ぶ。ただニコンだけはなぜか「マイクロ撮影」と呼んでいるね。

・マクロ・・・「非常に大きい」「巨大な」
・マイクロ・・「非常に小さいもの」「極微」同=ミクロ

それぞれそういう意味なのだそうで、ということは小さいものを写すのだからニコンのいう「マイクロ撮影」が正しいし、小さいものを大きくするという意味では「マクロ撮影」も正しいのだ。

ともかくそんなマクロ撮影だが、被写体に寄ると自然と大きくなるので、寄れるレンズがマクロレンズと思いがちだ。それは間違いで、大きく写せるものをマクロレンズという。なので中望遠レンズなど、近くに寄ることができなくても、被写体を大きく写せるのなら「マクロレンズ」となるのだ。135mm F4.5はまさに寄らなくても大きく写せるマクロレンズなのだ。

ちなみにめいいっぱい被写体に寄って写すことを「クローズドフォーカス」という。コシナさんあたりがこの名称をつかってるが、オリンパスもレンズの最短撮影距離を縮める機能をCLAUSE FOCUSと呼んでいる。

ところで、このレンズの専用ラバーフードは90mmF2と兼用となっている。90mmF2用のフードを探し求めていた時に、実は135mmで持っていることが判ってがっくりしたことがある。

<諸元>

ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

コーティング MC
画角
レンズ構成  自動/
絞り・形式/範囲
最短撮影距離
最近接撮影範囲
ピント調節方式 直進ヘリコイド
全長/最大径
質量
フード  組込み式
フィルター  φ55mmねじ込み
発売時の価格

 

<所有レンズのデータ>

所有No 名称 コード リア記号 製造年月 状態 用途
Z0 ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5  良好 保存&常用

 

<作例>

ZUIKO AUTO-ZOOM 65-200mm F4

ズームのブーム時代に生まれた隠れた銘玉級望遠ズーム

OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-ZOOM 65-200mm F4 / ズイコー 望遠ズーム 65-200mm F4
ZUIKO AUTO-ZOOM 65-200mm F4
  • 画 質  ★★★★☆
  • 携帯性  ★★☆
  • 希少性  ★★★★
  • 人気度  ★
  • 総合評価 ★★★
ZUIKO AUTO-ZOOM 65-200mm F4

◆愛称 「ぶーむのずーむ」
私が高校生の80年代初頭に一大望遠ズームブームが起きた。各社競って優秀な望遠レンズを発表した。そんな中、最終的に落ち着いたのが「直進式ズームレンズ型」の70-210mmの3倍ズームだ。カメラ小僧たちはこぞってこの直進式ズームレンズ型の70-210mmを手にして誇らしげに鉄道やらスポーツ撮影にいそしんだ。

そんなブームにあってもオリンパスは独自色を出そうとする。

おなじ3倍ズームでも70-210mmとはせず65-200mmときたのだ。これには私も「そうきたか~」と力が抜けてしまった。80-240とかにすればグレード高く見えるが、65-200とくればダウングレードな印象だが、無理のない設計でレンズ性能を維持したのだろう。F4どおしでこだわりのシャープ描画だ。

こういうのがOMズイコーらしくていい。

◆良いところ
上記の通り、はやりの望遠レンズの一つと思ってたが、ところがズームにしては意外にも性能は絶品だ。シャープでコントラスト色乗りもいい。レンズ性能は単焦点感覚だ。

作例をみていただければわかると思うが、ボケがとてもキレイだ。たいてい古いズームって真のある汚いボケになりがちなのに、ズームにしてふわふわした柔らかいボケがいい。

絞りはF4固定だ。当時のズームレンズは大抵F4~F5.6の変動多かった。

しかも最長の200mmの時にはClause Focusが使えるため、望遠マクロレンズとなるのだ。さすがマクロのOLYMPUSとしてのこだわりだろう。

そしてフードも組み込み内蔵式だ。

と、考えてみれば当時の流行だった70-210mmのどれと比べても秀でていることがわかる。

写りは単焦点並みの性能、マクロ機能付き、フード内臓、F値4固定、こうもそろった、望遠ズームは当時としては珍しいことだったろう。前述のとおり65-200mmというとダウングレードな印象だが、実は高性能。きっと性能重視の姿勢からこの帯域になったのだろう。

それにとてもカッコいい。まあそこは人により見方はちがうだろうが。

◆悪いところ

カメラに着けてストラップで下げてると、重力にしたがってズームが勝手に望遠側に移動する。これは「直進式ズームレンズ」の全て共通に言えることだが、下に向ければスコーンと落ちてしまう。ゆっくり移動するならいいのだが、スッコーンと派手に落ちるのだから頂けない。

ただこれはコツがあって、ズームを200mmに合わせ、ピントをClause Focusにすればズームがロックされる仕組みになっている。慣れればありがたい機能だ。

◆エピソード
この帯域の望遠ズームは、じつに本数が多い。

本レンズ、65-200mm F4に加え
①75-150mm F4
②85-250mm F5
③50-250mm F5
④100-200mm F5
を加えれば5本になる。

それぞれ特徴があるだろうが、①75-150mm F4と②85-250mm F5は古い設計でフォーカシングリングとズームリングの分離した2リング型となる。当時としては古い印象は否めなかった。

他は、ズームとピントを一体化した直進式ズーム型だ。③50-250mm F5は暗いが5倍という高倍率を目指した高級志向のレンズだろう。④100-200mm F5 はコシナのOEMだが、安くて軽くて小さいズームレンズというコンセプトのようだ。

そう引き算をしてみると、65-200mm F4こそ、当時の主流、AKBでいえばセンターのレンズ、オリンパスが一番売りたかったレンズといえるのではないかな?

しかしこのレンズ、もっと人気があってもよさそうなものだ。「銘玉望遠ズーム」と呼ばれても良さそうなものだが。。

<諸元>

ZUIKO AUTO-ZOOM 65-200mm F4

コーティング MC
画角
レンズ構成  自動/
絞り・形式/範囲
最短撮影距離
最近接撮影範囲
ピント調節方式 直進ヘリコイド
全長/最大径
質量
フード  組込み式
フィルター  φ55mmねじ込み
発売時の価格

 

<所有レンズのデータ>

所有No 名称 コード リア記号 製造年月 状態 用途
Z0  良好 保存&常用

 

<作例>

ZUIKO AUTO-ZOOM 35-105mm F3.5-4.5

マクロも対応、万能の高倍率標準ズーム

OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-ZOOM 35-105mm F3.5-4.5/ズイコー 標準ズーム 35-105mm F3.5-4.5
ZUIKO AUTO-ZOOM 35-105mm F3.5-4.5
  • 画 質  ★★★
  • 携帯性  ★★★
  • 希少性  ★★★
  • 人気度  ★★
  • 総合評価 ★★☆
ZUIKO AUTO-ZOOM 35-105mm F3.5-4.5

◆愛称 「しんいり」
zuiko 35-105mm F3.5-4.5は、高校生の時の写真部の後輩が持っていたレンズだ。なので「新入り」

このレンズもOM20の発売とほぼ同時に登場した。なので古参からみれば新入りだ。

◆良いところ
何といっても広角~中望遠と、もっとも使用頻度の高い焦点距離をカバーしさらにマクロまでできるその「万能性能」だろう。

画角にあった距離でのピント合わせも自由自在だ。旅行にもってこいだ。実は愛称についても「ばんのうくん」とかにしようかと考えていたぐらいだ。

画質は甘く柔らかい。なんとなく古いエルマーやズミクロンのような滑らかさだ。ここは経年劣化もあと思うし、好みも分かれるだろう。ズイコーの特徴であるカリカリの色乗りコッテリした硬めが好みの人には向かないかもしれない。

コントラストは確かに弱いが、画風次第だろう。モノクロにはいい感じに撮れると思う。

最短撮影距離は1.5mだが、Close Focus機構で0.31mまで接近できる。Close Focusとはマクロのことだ。ただエクステンションチューブが内蔵されていると同等の機能と考えればよい。そのままレンズそのものが前に繰り出してより近くまで寄ることができるのだ。近距離収差補正機構があるわけではないので収差の影響は多分にでそうだが、便利な機能だ。

色合いは明らかに他のズイコーとは違う風味。実はこのレンズ、TokinaのOEMなのだ。その証拠にzuiko 35-105mm F3.5-4.5と全く同じスペックのレンズがTokinaから同じ時期に出ている。見た目もそっくりだ。

「S ZUIKO AUTO-ZOOM 35-70mm F3.5-4.5」のように「S」がついているのがOEMとのことだったが、zuiko 35-105mm F3.5-4.5については、SがついていなくてもOEMなのだ。ZUIKOはよほどOEMとはいいたくなかったのだろうか。(わたしはごく最近まで純正と思い込んでいたが。)

80年代中盤ごろからにわかにズームレンズがブームになった。OLYMPUSもその時流に乗るためズームレンズの発売を目指すのだが、いかせんレンズ専業メーカに後れをとっていた。開発コストを抑えながら素早く販売したい・・その解決方法がOEMによる提供をうけることだ。自社開発ではどうしても後れを取ってしまうからだ。

当時のターゲットユーザは若者にシフトしていた。若者はお金がないから何本もレンズが揃えられない。多少の品質よりは、安価で広角から望遠までカバーしマクロ機能までついた、万能性の高いレンズのニーズが強くあった。こうした背景からこのレンズはトキナーの提供により生まれたのだろう。

よく見てみるとzuiko 35-105mm F3.5-4.5だけは他のズイコーレンズとは明らかに見た目のデザインがかなり違う。絞りの位置もマウント側だし、マクロ機能をClose Focusと表記するのもこのレンズだけだ。

◆悪いところ
このレンズは前期型と後期型があり、大きさと刻印表記が若干違う。

〇前期型
・S / N <500,000:重さ460g、全長106mm、最大径86mm、最小系42mm、赤外線集束ドット(赤色)がある

〇後期型
・S / N> 50,000:重さ470g、全長107mm、最大径87mm、最小系38mm、赤外線集光ドットなし

このレンズの描写性能はあまりよく言われていないのが現実なのだが、おそらく前期型の性能評価がいろいろいわれているのだろうと思う。

やはり後期の方が光学性能は優れているようだ。後期型であればそこそこの評価できる性能のようだ。もし中古で探す場合は、後期型を強くお勧めする。ただ出荷量が少なかったようで、後期型は中古市場では見つけるのが大変だ。

◆エピソード
80年代の初頭、高一の時にアルバイトで貯めた貯金を全額はたいて親にも泣きついて得た資金で何とか買ったのがOM10とs zuiko 35-70mmF3.5-4.5だった。カメラ屋の主人がずいぶん薦めてくれて値引きも大きかったのだ。するとその年の秋にはOM20が発表された。ははーんそういうことかと。当時の高校生としては大人の巧みな商売の一端を知ることのできた瞬間だ。

その後学校に写真部を作って、2年生になって後輩ができた。その後輩がOM20を持ってたのだがそのOM20のキットとしてついていたのがzuiko 35-105mm F3.5-4.5だった。

先輩である私のOM10+zuiko 35-70mmF3.5-4.5と後輩のOM20+zuiko 35-105mm F3.5-4.5、明らかに後輩が上位グレードにあたる。先輩としては苦労してなけなしのこずかいと貯金をはたいてなんとか手に入れたのだったが、そんお後輩はあっさり親に買ってもらったものだった。

なんとも鼻につく生意気な後輩で、機材に対してはなんとも悔しい思いがあったが、次第にその写真の作品の腕前で優位に立つことができた。先輩としての意地というやつかな。

現在でも機材の良し悪しやグレードの高い低いで自尊心がくすぐられるものだが、それを写真の出来栄えに変えて精進したいものだ。

<諸元>

ZUIKO AUTO-ZOOM 35-105mm F3.5-4.5

コーティング MC
画角
レンズ構成  自動/
絞り・形式/範囲
最短撮影距離
最近接撮影範囲
ピント調節方式 直進ヘリコイド
全長/最大径
質量
フード  組込み式
フィルター  φ55mmねじ込み
発売時の価格

 

<所有レンズのデータ>

所有No 名称 コード リア記号 製造年月 状態 用途
Z0 ZUIKO AUTO-ZOOM 35-105mm F3.5-4.5  良好 保存&常用

 

<作例>

ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2

神レンズ中の神レンズ・ズイコーを代表する万能神レンズ

OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2 ズイコー マクロ 90mm F2

  • 画 質  ★★★★★★
  • 携帯性  ★★★
  • 希少性  ★★★★★
  • 人気度  ★★★★★
  • 総合評価 ★★★★★
ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2

◆愛称 「かみさま」
zuiko 90mm/f2といえば、zuiko 50mm/f2と共にOM ズイコーを代表する高性能で万能のマクロレンズだ。まさにズイコーの傑作レンズといっていい。銘玉中の銘玉。神レンズ中の神レンズだ。もはや「神様」としか呼べないよね。

◆良いところ
このzuiko 90mm/f2は各種アタッチメントなしに、単体で1/2倍までのマクロ撮影が可能となる。独自の遠近距離収差補正機構で、無限遠まで最高の描写力で素晴らしい。

開放値がF2という最高に明るい中望遠マクロレンズなのだが(中望遠マクロレンズで唯一のF2らしい)、絞り開放から開放から実にシャープな写りで、クリアで彩度の高い描写とボケの美しさは特筆なものだ。後ろボケも大変素直で、被写体を際立たせるのに非常に効果的。
もちろん通常の撮影にも十分な描写性能のある「万能中望遠レンズ」だ。

特に感心するのは強い光源を置いても目立つフレアやにじみは発生しないことだ。それに暗部でもしっかり解像してくれる。安心してどんな条件でも持って出すことができる。

~赤城耕一氏「使うオリンパスOM」より~
「OMユーザーは無理をしても必ず所有しなければならない1本である。‥このレンズはただやみくもに明るいだけではなく、性能的にも同クラスのレンズのなかでは最高峰の位置にあるといっていい。とにかく満点をつけることができるズイコーの傑作レンズなのだ。」

◆悪いところ
zuiko 90mm/f2は設計が新しいということもあってか、他のOMズイコーと違い、絞りリングの位置がレンズの根元の方にあり、他のOMズイコーしか使っていない人は戸惑うだろう。まあすぐに慣れるレベルだが。あとレンズの根元が太いのでレンズ着脱ボタンがちょっと押しにくい。これだけのレンズ性能なら銅鏡は当然太くなるのでやむを得ないか。

また、特にマクロ域での手持ち撮影では、手ぶれとピント合わせには細心の注意が必要だ。

あとズッシリ重たいのでzuiko 85mm/f2ほど軽快にはできないかな。重さはzuiko 85mm/f2の2倍余ある。逆にこのずっしりした感じが神レンズの神々しさをかもちだしているといえるかも。

◆エピソード
zuiko 90mm/f2は1986年のカタログから登場した後発組のレンズだけに、設計思想もデザインもまるで違い新しい。新入りの部類だが、OMズイコーの代表になった。まるでドリフターズの新入り志村けんみたいなものか。(わかるかなぁ~)

OLYMPUS推奨のフードはzuiko 135mm/f4.5マクロと共用のゴム製となっている。これはどうもなーということで、CONTAXメタルフードNo.5を使用している。色がマッチしてカッコイイ。

どうでもいいことだけど、これまでのズイコーの中望遠・望遠といえば「サツマイモ」の形が連想されるのだが、初めてこのレンズを見たときは、なにか「桶」のような、あるいは古い壺のような形を連想させられるんだよね。

<諸元>

ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2

コーティング MC
画角  27°
レンズ構成  9群9枚
絞り・形式/範囲  自動/2-22
最短撮影距離  0.4m
最近接撮影範囲  7.2×4.8cm
ピント調節方式 直進ヘリコイド
全長/最大径  71mm/72mm
質量  550g
フード  φ57mmかぶせ
フィルター  φ55mmねじ込み
発売時の価格  ¥118,000

 

<所有レンズのデータ>

所有No 名称 コード リア記号 製造年月 状態 用途
Z0 ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2  良好 保存&常用

 

<作例>

ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

イザという時のコンパクト軽量な安定したマクロ性能

OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5 ズイコー マクロ 50mm F3.5

ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
  • 画 質  ★★★★☆
  • 携帯性  ★★★★★
  • 希少性  ★★★☆
  • 人気度  ★★★★★
  • 総合評価 ★★★★☆
ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

◆愛称 「こまくろだま」
zuiko 50mm/f3.5といえば、かの銘玉中の銘玉だといえるzuiko 50mm/f2の”廉価版”としての位置づけだ。にもかかわらず評価はとても高い。F2もF3.5もどちらも優秀レンズの称号として「たま」を愛称につけたくて「おおまくろだま」と「こまくろだま」と名付けた。

◆良いところ
収差がよく補正されていて解像度はとても高い。絞り開放から非常に緻密な描写をするレンズで、非常に安定した描写性能を示す。先ほどzuiko 50mm/f2の”廉価版”としてのF3.5と書いたが、マクロレンズとしてzuiko 50mm/f3.5はいたって普通のことだ。スペックは普通だが、なによりもこのコンパクトさでそれを実現したマクロ性能の方を称えたい。

とにかくコンパクトなマクロレンズなので持ち運びがとても楽。普通撮影でも十分な能力なので、いざというときに備えて一本常備しておきたくなる。

◆悪いところ
普通の標準と同じように考えたらzuiko 50mm/f3.5は”暗い”ということになるが、デジタルでの利用でそんなに気にする人は少なくなっただろう。ただ、ボケはちょっと硬い感じで美しくはない。なので、むしろしっかり絞ってマクロにも使うという人にはとてもいいとおもう。

絞り開放では若干フレアが残り、少し滲んだような描写になる。しかしピントの芯そのものはしっかりしている。一段のF5.6まで絞ると非常にクッキリとする。一番美味しい絞りはF5.6だろうな。

ちなみに、このレンズの絞りリングはF4という設定がない。F3.5の次はF5.6にしかクリックできないのだ。まあしょうがない。

◆エピソード

ある一日がかりの資格試験を受けに行ったその昼休み、近くの公園で花が奇麗に咲いているので、このレンズで撮影してみた。あまりに奇麗にとれるので夢中になりすぎて、午後からの試験をすっぽかしたことがある。それだけ病みつきになれるレンズなのだろう。軽くてコンパクトで性能のほどよいレンズならzuiko 50mm/f3.5がお勧めだ。

<諸元>

ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5

コーティング MC
画角  47°
レンズ構成  4群5枚
絞り・形式/範囲  自動/3.5-22
最短撮影距離  0.23m
最近接撮影範囲  7.2×4.8cm
ピント調節方式 直進ヘリコイド
全長/最大径  40mm/60mm
質量  200g
フード  不要(公式には)
フィルター  φ49mmねじ込み
発売時の価格  ¥62,000

 

<所有レンズのデータ>

所有No 名称 コード リア記号 製造年月 状態 用途
Z029  良好 保存&常用

 

<作例>

ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F2

通常撮影でもマクロでも秀逸な描写力。至高の標準

OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F2 ズイコー マクロ  50mm F2

  • 画 質  ★★★★★★
  • 携帯性  ★★★★
  • 希少性  ★★★★★
  • 人気度  ★★★★★
  • 総合評価 ★★★★★

◆愛称 「おおまくろだま」
オリンパスの力を示す銘玉中の銘玉だ。この50のマクロにはzuiko 50mm/f2の他に50mm/f3.5という”廉価版”が用意されている。どちらも評価の高いのだが、特にF2の方はF2という明るさをマクロで実現しつつ、ずっしりとした重みと大きなレンズが所有欲を満たしてくれる。どちらも優秀レンズの称号として「たま」を愛称につけたくて「おおまくろだま」と「こまくろだま」と名付けた。

◆良いところ
そもそもマクロレンズとは、近接撮影ゆえに収差の影響が大きくなる。その収差を極限に抑えようとするとどうしても開放F値をおさえておくのが普通で、たいていのマクロはF3.5よくてもF2.8が普通だ。そんな中で当時F2を実現したのがOLYMPUSのすごいところだ。

zuiko 50mm/f2は、明るさとマクロ撮影の両面での描写性能を実現するというたいへんな技術力が必要だったに違いない。

とても開放からシャープでちょっと絞ればかなりキリリとした描写だ。そのうえ硬すぎるということもない。そしてボケがやわらかく美しい。ボケが大きくふんわりしてピンのあった部分はキリリとするそのメリハリの良さは私の大好きなところだ。

◆悪いところ
OM ズイコーらしくないその大きさかな。(当時の他社より製品よりは小さい方と思うが。)鏡胴が太く、重量もずしりとしている。でもこれだけの性能のレンズだ。全く気にはならない。ただどうしてももう少し軽いのがいいということなら「こまくろだま」のzuiko 50mm/f3.5マクロを選択すればいい。性能もそこそこだ。

◆エピソード
このzuiko 50mm/f2はマクロらしい風貌だ。とても所有欲を満たしてくれてとってもお気に入り。これと90F2マクロとのセットで持ち出すことが多い。前面レンズが奥に引っ込んでいるためフードが不要とのことになっているが、フードはつけた方がよさそうだ。フレアにやられたことはないが、いちおう念のためだ。omfanのimaiさんのHPを参考に、コンタックスのメタルフード(No.4)をつけてる。

<諸元>

ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F2

コーティング MC
画角  47°
レンズ構成  7群9枚
絞り・形式/範囲  自動/2-16
最短撮影距離  0.24m
最近接撮影範囲  7.2×4.8cm
ピント調節方式 直進ヘリコイド
全長/最大径  55mm/69mm
質量  320g
フード  不要(公式には)
フィルター  φ55mmねじ込み
発売時の価格  ¥100,000

 

<所有レンズのデータ>

所有No 名称 コード リア記号 製造年月 状態 用途
Z028 ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F2  良好 保存&常用

 

<作例>