古くからのレンズだが異常分散レンズも使う高性能望遠レンズ
OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-ZOOM 85-250mm F5/ズイコー 望遠ズーム 85-250mm F5
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◆愛称 「ながいも」
はじめてこのレンズをみたとき、「わっ、細長!」って思った。なにせフィルター系49mmの細さに対して、196mm(銅鏡長)の長さだ。見た目もあの75-150mmF4をぐいーんって横に引き伸ばしたようなデザインだ。したがって75-150mmF4が「いもレンズ」なので、それにあやかって「長いも」となった。
◆良いところ
こうした細長く高倍率なレンズは決まって粗悪なものというのが経験則だろう。なのでこのレンズもあまり期待はしていなかった。
ところが意外にもよく写る。OM -ZUIKOらしいこってりした色合いにカリカリのシャープネスだ。高倍率ズームであることを忘れてしまうほどだ。
聞けばED(特殊低分散)ガラスをつかっているとのこと。写りは納得だが、大口径レンズでなくてもEDを使うなんて。本当に意外なレンズだ。
それにしても本当にオリンパスは謙虚で控えめな名前にする。ZUIKO SUPER ZOOM 85-250ED とでもしてもよかったのではないか。
◆悪いところ
やはりF5という暗いレンズだ。
デジタルカメラで使うにはF5程度の暗さはさほどの欠点ではない。高画質で高感度のイメージセンサーがカバーしてくれるからだ。デジタルでは暗いことは欠点ではないのだ。むしろ使いやすくていい写りができればいい。その条件に85-250mm F5はとてもあてはまっている。軽いし、映りはいいし、3倍ズームは楽ちんだ。α7sがあれば持ってこいだ。野鳥撮影によく使う。
ちょっと細長いが、カバンの入れ方を工夫すれば細長いのでかさばらなく突っ込むこともできるのだ。
◆エピソード
OMズイコーをコレクションにしながら、「きっとズームレンズは集めることはないな」と考えていた。暗くて写りは悪いだろうし、どうせ使わないだろうから集めても邪魔になるだけだと考えていた。
ところがどっこい、実は意外にも85-250mm F5に関してはよく使う。というか、使える。姿だけでなくそんな性格も75-150に似ている。
お気に入りだ。
<諸元>
ZUIKO AUTO-
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<所有レンズのデータ>
所有No | 名称 | コード | リア記号 | 製造年月 | 状態 | 用途 |
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Z0 | 良好 | 保存&常用 |