OM-SYSTEM

OLYMPUS OM-SYSTEMについて

オリンパス「OMシステム」とは、オリンパスが開発した35mmレンズ交換式銀塩一眼レフカメラ、およびそのシステム全体の総称のことである。

「宇宙からバクテリアまで」というメインテーマを掲げ、膨大なアクセサリー品を含む壮大なシステムカメラとして1972年の発売開始から2003年の生産及び販売を終了するまでの約30年間の歴史がある。

OMシステムの初代機は1972年の「OM-1」。当初「M-1」と名付けられ,ドイツの某メーカーからクレームがついて名称変更に至ったという逸話が有名だ。当時としては世界最小・最軽量の一眼レフボディに、シャッタースピードダイヤルがレンズマウント部に装備されている独特のボディデザインで親しまれ、1975年発売の「OM-2」は世界で初めてTTLダイレクト測光機能を搭載した。

1983年に発売された「OM-4」は世界初のマルチスポット測光を採用した先進機だ。1984年の「OM-3」は現役時代は販売不振だったが、製造中止後になぜか人気が大爆発。中古市場で激しいプレミアがついた挙げ句、1994年にチタンボディの「OM-3Ti」が発売された(※この手の話がOMにはとても多い!!)──こうした数々の伝説的な逸話、歴史を持っている。

そんな「OMシステム」のなかでも一際素晴らしく輝いて思えるのが「Zukoレンズ群」だ。

小型軽量のカメラボディにはそれに合わせた専用レンズが必要で、小型軽量化と同時に高画質レンズとしてのこだわりの設計思想と技術力によって銘玉・神レンズとよばれる名レンズが数多く生まれている。

そんなオリンパスの技術者こだわりのOMシステムの素晴らしさを、少しでも多くの人々に知ってもらえたら幸いだ。