ズイコー広角の銘玉。色、解像ともに最高の大口径の超広角
OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-W 24mm F2 ズイコー 超広角 24mm F2
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◆愛称 「えるまー」
zuiko 21mm/f2を「でぃすたごん」を名付けた。それならば同じく銘玉と呼ばれるzuiko 24mm/f2にもそれ相当の称号を与えないわけにはいかんだろう。ということでかの「えるまー」と名付けたのだが、友達が聞いて「はぁ?」と。いかんいかん。わかる人にしか言わないでおこう。
◆良いところ
OMズイコーの広角の中では、最も性能が優れているといえる銘玉中の銘玉だ。コンパクトさは多少犠牲になっているものの、前景から背景まで、透明感のある描写をしてくれる。開放でもシャープでしゃっきりしたメリハリのある画が撮れる。
OMズイコーらしく適度なコントラスト、解像度ともに申し分なく、発色も自然であり豊富な周辺光量を持っている。四隅の光量不足は全く判別できないレベルだ。近距離収差補正機構が採用されており、近接撮影でも性能劣化が目たない。
またf2という非常に明るい最高の大口径広角だ。博物館など限られた光量の屋内撮影に威力を発揮する。
zuiko 24mm/f2は超広角と広角の境目くらいで(私としては)使いやすい広さで、広大な風景や建物内などいろいろ活躍してくれている。歪みが少ないので、建物とかを撮ってもきれいだ。
◆悪いところ
見た目はzuiko 24mm/f2とzuiko 21mm/f2とはあまり変わらない。重量275gでありOMボディに装着すると、ややレンズが大き目で重たく感じるかな。ただ、それはOMズイコーとの比較の話であり、他メーカと比較すると普通じゃないかな。普通の大きさで高性能とくれば素晴らしい玉だ。
フィルタがφ49mmじゃなくφ55mmということを気にする人もいるようだが、私は全く関係ないと思う。むしろOMズイコーを全てφ55mmで統一してもよかったんじゃないですか?と思うぐらいだ。
つまり私的には欠点は全くないのだ。
◆エピソード
zuiko 24mm/f2は1980年代前半、OM-4と時を同じくして開発発表された、高性能レンズ群の一つだ。私は高校生の時カタログでこのレンズを見て遥か手の届かない値段を見て「いつかは手にしてやる」と心に誓ったレンズの一つだ。
なかなか程度のいいブツが現れなくて探しあぐねていたところ、オーバーフォール済みのものが高価であるがオークションにでていたので奮発して買った。どうしてもほしかったのだ。
広角ではzuiko 21mm/f2と合わせてお気に入りの一つ。広角では一番よく使っているかな。
<諸元>
ZUIKO AUTO-W 24mm F2
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<所有レンズのデータ>
すべてのノー | 名称 | コード | リア記号 | 製造年月 | 状態 | 用途 |
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Z006 | ZUIKO AUTO-W 24mm F2 | 良好 | 保存&常用 |