ZUIKO AUTO-W 24mm F2.8

コンパクトでシャープでコントラスト高くOM ズイコーらしい超広角

OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-W 24mm F2.8 ズイコー 超広角 24mm F2.8
ZUIKO AUTO-W 24mm F2.8
  • 画 質  ★★★★☆
  • 携帯性  ★★★★★
  • 希少性  ★★★☆
  • 人気度  ★★★★
  • 総合評価 ★★★★
ZUIKO AUTO-W 24mm F2.8

◆愛称 「にーよんにっぱち」
zuiko 24mm/f2.8なので、その数字だけを読んで基本「にーよんにっぱち」と呼ぶ。ただそれだけの愛称だ。まあ藤井さんを「フジー」と呼んでるようなものかな。

オリンパスのOMズイコーのシリーズでは”廉価版”と”大口径版”の二種類が選べれるようになっている。私は”大口径版”に対しては敬意を払ってニックネームをつけようとする。だが”廉価版”では普段使いのため気にせず気楽に本名で呼ぶことが多い。人間関係では近しい間柄にはニックネームで、先輩や年長には本名でというのに、それとは逆になっているのが面白い。

◆良いところ
なんといってもそのコンパクトさだ。OMボディに良くマッチする。一見、zuiko 50mm/f1.8とまちがえてしまうぐらいのものだ。気軽に持ち出せるので、旅行や登山などの普段使いで等で活躍してくれる。これほどまでにコンパクトでそれでいて切れるほどの画質。これこそオリンパス、非常に OMズイコーらしい広角レンズといっていい。

また24mmという画角が広角としては丁度いい。遠近感が相当デフォルメされ、広い範囲が写る。 広大な風景、たとえば平原、山頂からの俯瞰、火口、平原、海原、スタジアムなどの大きさ・拡さを表現するには もってこいの広角だ。

絞り開放からシャープな描写でコントラストもOMズイコーらしく十分。周辺部の描写もかなり良好だ。

ラッパ型のメタルフードがこれもカッコイイ。

◆悪いところ
周辺光量の低下が目立つことがある。

また、ボケは硬い感じで綺麗とはいえない。絞り開放の周辺部では二線ボケの傾向があるが、f4まで絞れば気にならないだろう。

◆エピソード
このzuiko 24mm/f2.8は、高校を卒業して専門学校に通っていた時にアルバイトでためたお金で買ったレンズであり思い入れがある。35-70mmのズームを持っていたので当時は定番の28mmかなと思っていたが、中古屋でこの24mmを見て一目ぼれして貯めてた資金を全てはたいて買った。自分のはヘリコイドのアソビが大きくてピントを合わせるたびにガクガクしているが写りは抜群だった!(現在はガタのないものに買い替えたが、あれはあれで残しておけばよかった・・。)

その後自分の中では広角といえばzuiko 24mm/f2.8になった。その後zuiko 40mm/f2を購入し、zuiko 40mm/f2とzuiko 24mm/f2.8の組み合わせで色々と撮影した。若き日のヨーロッパの旅行にも連れていった。

当時、本革製のハードケースと一緒に買ったのだが、カビなのか白っぽくなって中のモルトがボロボロになったので捨ててしまった。その後、思い出として保管しておけばよかったと悔んでやまなかったので、ハードケースだけをヤフオクで探して何とか競り落とした。どうしても取り戻したかったのだ。結局使うことはないが・・・。


<諸元>

ZUIKO AUTO-W 24mm F2.8

コーティング MC
画角  84°
レンズ構成  7群8枚
絞り・形式/範囲  自動/2.8-16
最短撮影距離  0.25m
最近接撮影範囲  23x15cm
ピント調節方式 直進ヘリコイド
全長/最大径  31m/59mm
質量  180g
フード  φ49mmねじ込み
フィルター  φ49mmねじ込み
発売時の価格  ¥54,000

 

<所有レンズのデータ>

所有No 名称 コード リア記号 製造年月 状態 用途
Z007 ZUIKO  AUTO-W 24mm F2.8  良好 保存&常用

 

<作例>

ZUIKO AUTO-W 21mm F3.5

常識を破る驚異的な小型軽量設計の超広角

OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-W 21mm F3.5 ズイコー 超広角 21mm F3.5
ZUIKO AUTO-W 21mm F3.5
  • 画 質  ★★★☆
  • 携帯性  ★★★★★
  • 希少性  ★★★★
  • 人気度  ★★★☆
  • 総合評価 ★★★★

ZUIKO AUTO-W 21mm F3.5

レトロフォーカスタイプ

◆愛称 「にーいちさんごー」
zuiko 21mm/f3.5なので、その数字だけを読んで基本「にーいちさんごー」と呼ぶ。ただそれだけの愛称だ。まあ佐藤さんを「サトー」と呼んでるようなものかな。

オリンパス OMズイコー シリーズでは”廉価版”と”大口径版”の二種類が選べれるようになっている。私は”大口径版”に対しては敬意を払ってニックネームをつけようとする。だが”廉価版”では普段使いのため気にせず気楽に本名で呼ぶことが多い。人間関係では近しい間柄にはニックネームで、先輩や年長には本名でというのに、それとは逆になっているのが面白い。

◆良いところ
当時の常識を破る驚異的な小型軽量設計で一見、zuiko 50mm /f1.8とまちがえてしまうぐらいのものだ。(全長はzuiko 50mm/f1.8と変わらない)これほどまでにコンパクトでそれでいて切れるほどのシャープな画質という。これこそオリンパス、OMズイコーらしいレンズといっていい。

OMズイコーの画質は「暗いレンズの方が良い」と言われているがこのレンズもその一つだろう。明るさはf3.5にとどまるものの、絞り開放からシャープな良い超広角だ。コントラストも高い。パワー配分が良くなって諸収差や歪みが抑えられていて歪曲はほとんど目立たず、ダイナミックな映像表現が可能になる。性能は”廉価版”にもかかわらず”大口径版”に引けをとっていないと思う。実際OM ズイコーは”廉価版”の方が優れているケースが少なくない。

◆悪いところ
すこし逆光に弱いようで、太陽が画面に入るとゴーストが気になる。また、開放からf8にかけて四隅が流れたようにわずかに乱れ、絞ると明るい点光源に絞りの回折像が現れることがあるようだ。

また、小さすぎるのもあるが、zuiko 50mm/f1.8 や zuiko 28mm/f2.8などと一緒にしているとカメラバッグの中でどのレンズを取り出そうとしているのか区別がつきにくい。触っただけでは分からないのだ。

一体何を写せばいいのか迷くことがある。基本的に超広角はムツカシイ・・皆同じ構図になってしまう・・・。(これは私の個人的な問題だけど。)

◆エピソード
本当はzuiko 21mm/f2がほしかったのだがなかなかいいブツが見つからずあぐねていたころ、たまたま近くの中古屋で上質なzuiko 21mm/f3.5の方を見つけた。こいつの評判はいいのは知っていたので即購入。購入後、先に欲しかったzuiko 21mm/f2も見つかりこれも購入。ほぼ同じタイミングで欲しかった二つのOMズイコーレンズを同時に入手したのだ。

超広角は使う機会が限られて余り使うことはないだろうと思っていたのだが、使っていてとても楽しくて持ち出す機会が多くなった。

 

<諸元>

ZUIKO AUTO-W 21mm F3.5

コーティング MC
画角  92°
レンズ構成  7群7枚
絞り・形式/範囲  自動/3.5-16
最短撮影距離  0.2m
最近接撮影範囲  21x14cm
ピント調節方式 直進ヘリコイド
全長/最大径  31mm/59mm
質量  180g
フード  φ49mmねじ込み
フィルター  φ49mmねじ込み
発売時の価格  ¥72,000

 

<所有レンズのデータ>

所有No 名称 コード リア記号 製造年月 状態 用途
Z005 ZUIKO AUTO-W 21mm F3.5 良好 保存&常用

 

<作例>