ZUIKO AUTO-MACRO 38mm F2.8

高倍率なのにシャープで忠実な発色の優秀マクロ

ZUIKO AUTO-MACRO 38mm F2.8 ズイコーマクロ 38mm F2.8

ZUIKO AUTO-MACRO 38mm F2.8
  • 画 質  ★★★★☆
  • 携帯性  ★★
  • 希少性  ★★★
  • 人気度  ★★★
  • 総合評価 ★★★
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm F2.8

◆愛称 「こうばいりつまくろ」
例にもれず、「オートエクステンションチューブ65-116」または「オートベロ-ズ」を併用で使うのが大原則のマクロ専用レンズだ。本体はコンパクトだが、エクステンションチュ-ブによってかなり大きく感じられる。

他社ではなかなか類するものがない高倍率マクロ専用レンズなので「高倍率マクロ」だ。

◆良いところ
専用のエクステンションチューブとの組み合わせることで、十数ミリの範囲を画面に写し取ることができる。

80mm等倍マクロと似た傾向で、結構シャープなレンズで,拡大撮影の割にはしっかり写る。発色もニュートラルで忠実系だ。

◆悪いところ
20mm F2/38mm F2.8/80mm F4/135mm F4.5のいずれにも言えることだが、マクロ撮影専用レンズであり、かつ、レンズ毎に指定の倍率前後の範囲しか撮影できない。高性能だが用途が限られていて使いにくいレンズなのだ。

単焦点とズームレンズの違いに似ているが、被写体の大きさをどの程度にできるか(倍率)毎にレンズを交換する必要がある。そういったことが面倒なため、本腰を入れたマクロ撮影をする目的意識がないとなかなか装備しない。したがって非常に出番が少ないのが残念だ。

高倍率のマクロ撮影では絞らないと被写界深度が出ないが、絞りすぎると逆に回析現象の関係で画質が悪くなる。f11かf16くらいのまでの絞りでは画質低下は少なくシャープな画像が得られた。

◆エピソード
ビオメター/クセノタータイプのマクロレンズだ。クセノタータイプは明るくはできにくいが、非点収差、像面湾曲や歪曲収差などを良好に補正できて、解像力の高くなる特徴がある。写りは納得だ。


<諸元>

ZUIKO AUTO-MACRO 38mm F2.8

コーティング MC
画角
レンズ構成  自動/
絞り・形式/範囲
最短撮影距離
最近接撮影範囲
ピント調節方式 直進ヘリコイド
全長/最大径
質量
フード  組込み式
フィルター  φ55mmねじ込み
発売時の価格

 

<所有レンズのデータ>

所有No 名称 コード リア記号 製造年月 状態 用途
Z0  良好 保存&常用

 

<作例>

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