OM-1にモータドライブを取り付け可能にした(だけ)
OLYMPUS OM-1MD /オリンパス OM-1MD
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- 発売開始 年月
- 発売終了 調査中
- クローム 48,000円
- ブラック 51,000円
- 標準F1.4付 77,500円
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◆製品概要
OM-1にモータドライブもしくはワインダーを取り付け可能にしたモデルだ。
初期のOM-1は、モータードライブ/ワインダー用の接点とカプラのための穴のない底板がついていた。そのため、モータードライブ/ワインダーを使用する場合は、オリンパスのサービスステーションで対応する底板に交換してもらう必要があったのだ。それが工場出荷時から、モータードライブ/ワインダーが標準で装着できる底板がつけられたのがこのOM-1MDだ。
「ただ底板を変えただけじゃん」と思うところだが、オリンパスは「シャッターの低速秒時を作るガバナーが改造した」と言っているので機能の改善もあったのだろう。
◆所感
◆エピソード
「MD」というマークがボディーに貼られているが、このMDの表示は途中から付けられるようになったらしく、マークが無くてもMDである場合もある。底板をみて確認しよう。
またこのMDマークにも2種類ある。正面からみて左上と、右下あたりだ。左上についているのは国内販売用だ。これは単なるシールなのでこすると剥がれてしまう。右下は金型で成型したもので立派なものだ。そのための皮張りも穴かけしているぐらいだ。ちょっとリッチな感じがする。
この右下にMDマークのあるタイプをさがしているのだがなかなか見つからないのだよねぇ。
<諸元>
OLYMPUS OM
方式 |
オリンパスOMシステム |
ユニット形式 |
35ミリフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
画面サイズ |
24×36mm |
レンズ |
オリンパスMマウント、バヨネット交換式(回転角70°)、フランンジバック46mm |
シャッター |
フォーカルプレーンシャッター
マウントダイヤル式、B.1~1/1000秒 |
シンクロ |
FP・X接点切換付 |
ファインダー |
ペンタプリズム式広視野ファインダー、フォーカシシグスクリーン交換可能、露出計測光表示付 |
フォーカシングスクリーン |
交換式
■標準タイプはフォーカシングスクリーン1-1型(マクロマット式)を装着、他に多種類交換可能 |
ファインダー視野率 |
実画面に対して97% |
ファインダー倍率 |
50mm標準レンズ付で距離無限遠のとき0.92倍 |
ファインダー視野角 |
短辺23°30’、長辺35° |
ミラー |
大型クイックリターンミラー、ミラーアップ可能 |
フィルム装填 |
イージー・ローディング |
フィルム巻上 |
レバー式、小きざみ巻上可能、巻上角150°、予備引出角30°、セルフコッキング、二重巻上防止・二重露出防止付 |
フィルム駒数計 |
順算式、自動復元 |
フィルム巻戻し |
クランク式、巻戻しクラッチセット式、自動復元 |
露出計 |
TTL(CdS2個使用)、開放測光式中央重点測定、ファインダー内定点合わせ式、露出計ON・OFFスイッチ付、OFFおよび低輝度自動警告スイッチ付 |
測光範囲 |
Fl.4付でASA100のときEV2~17 |
電源 |
水銀電池(JIS・H−D型)1.3V 1個使用 |
フィルム感度ダイヤル |
ASA25~1600、ロックボタン付 |
セルフタイマー |
レバー式(回転角180°)約12秒、4秒以上時間調節可能、スタートレバー回転により始動、始動後スタートレバー逆回転により停止および再セット可能 |
裏蓋 |
交換式
■標準裏蓋は蝶番式・マジックロック
他にレコーデー夕バックおよび250フィルムバック1など取付可能 |
アクセサリーシュー |
専用ユニット着脱式、コードレス接点付 |
大きさ・重量 |
(ボディのみ) 136×83×50mm、490g |
<所有データ>
所有No |
名称 |
色 |
コード |
状態 |
用途 |
M00 |
OM |
|
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良好 |
保存&常用 |
・・・で・・・だが、・・・が・・・だ
OLYMPUS OM-1 /オリンパス OM-1
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- 発売開始 1973年5月
- 発売終了 調査中
- 価格 調査中
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◆製品概要
OMシリーズの初代機であるOM-1の誕生は、昭和48年(1973年)。世界最小最軽量の35mm一眼レフ(1973年当時、135フィルムを使用する24×36mm(ライカ)判のレンズ交換式一眼レフカメラでは、世界最小最軽量)として多くの脚光を浴びた。
それまでの常識を覆す小さく軽いボディとエアダンパーを併用した静かなシャッター音は周囲を驚かせ大きな反響を巻き起こすことになる。小型化のためにシャッター秒時制御のガバナーをミラーボックス下部に配置、シャッター速度ダイヤルをマウントと平行つまり同心円上に配置し、これが歴代のOMボディの特徴となった。
布幕シャッターのリボンのヒモへの変更。ミラー駆動ショックを吸収するエアダンパー。集光コンデンサーを省略し、曲面の下面を持つペンタプリズム。さまざまな独創的な発想が、ボディの小型化とシャッターの作動音、ショックの低減を実現している。シャッターは、10万回という高耐久性を実現。ファインダースクリーンは、レンズマウント側から交換可能だ。
なお、発売当初、OM-1はM-1という名称だった。しかし、製品のインパクトが大きかったためか、ライカ社から製品名変更の申し入れがあり、OM-1に改められた。
また、オリンパスはこのOM-1(M-1)を生産するにあたり、軽量化のため用いる鉄素材に対する防錆技術、ペンタプリズムの加工技術、耐久性を高める熱処理や表面処理技術など、さまざまな面の社内技術が、大きく向上、発展したのだそうだ。
また、他社にも大きな影響を与えたことは間違い違いない。ペンタックスもその後OMの寸法にわずか小さいボディを開発する。明らかにOMを意識しているつくりだ。
この製品を開発したのは米谷美久氏だ。もう天才としか言いようがない。一度お会いしたかった・・・。
こうしてOM-1(M-1)の基本的な製品コンセプトとその機構はその後のOMシリーズに伝統的に受け継げられていく。
◆エピソード
<諸元>
OLYMPUS OM-1
方式 |
オリンパスOMシステム |
ユニット形式 |
35ミリフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
画面サイズ |
24×36mm |
レンズ |
オリンパスMマウント、バヨネット交換式(回転角70°)、フランンジバック46mm |
シャッター |
フォーカルプレーンシャッター
マウントダイヤル式、B.1~1/1000秒 |
シンクロ |
FP・X接点切換付 |
ファインダー |
ペンタプリズム式広視野ファインダー、フォーカシシグスクリーン交換可能、露出計測光表示付 |
フォーカシングスクリーン |
交換式
■標準タイプはフォーカシングスクリーン1-1型(マクロマット式)を装着、他に多種類交換可能 |
ファインダー視野率 |
実画面に対して97% |
ファインダー倍率 |
50mm標準レンズ付で距離無限遠のとき0.92倍 |
ファインダー視野角 |
短辺23°30’、長辺35° |
ミラー |
大型クイックリターンミラー、ミラーアップ可能 |
フィルム装填 |
イージー・ローディング |
フィルム巻上 |
レバー式、小きざみ巻上可能、巻上角150°、予備引出角30°、セルフコッキング、二重巻上防止・二重露出防止付 |
フィルム駒数計 |
順算式、自動復元 |
フィルム巻戻し |
クランク式、巻戻しクラッチセット式、自動復元 |
露出計 |
TTL(CdS2個使用)、開放測光式中央重点測定、ファインダー内定点合わせ式、露出計ON・OFFスイッチ付、OFFおよび低輝度自動警告スイッチ付 |
測光範囲 |
Fl.4付でASA100のときEV2~17 |
電源 |
水銀電池(JIS・H−D型)1.3V 1個使用 |
フィルム感度ダイヤル |
ASA25~1600、ロックボタン付 |
セルフタイマー |
レバー式(回転角180°)約12秒、4秒以上時間調節可能、スタートレバー回転により始動、始動後スタートレバー逆回転により停止および再セット可能 |
裏蓋 |
交換式
■標準裏蓋は蝶番式・マジックロック
他にレコーデー夕バックおよび250フィルムバック1など取付可能 |
アクセサリーシュー |
専用ユニット着脱式、コードレス接点付 |
大きさ・重量 |
(ボディのみ) 136×83×50mm、490g |
<所有データ>
所有No |
名称 |
色 |
コード |
状態 |
用途 |
M00 |
OM-1 |
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良好 |
保存&常用 |
名称変更を余儀なくされた不遇の一号機
OLYMPUS M-1 /オリンパス M-1
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- 発売開始 1972年7月
- 発売終了 1973年5月
- 価格 39,500円
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◆製品概要
M-1はオリンパスが「小型・軽量・軽音」を目標に、5年の歳月と厖大な開発費をかけて登場したオリンパスの一眼レフシステムカメラだ。
高級一眼レフは重厚長大であることが当然だった当時、徹底した小型軽量設計のM-1の発売は大きな話題となった。
製品発表直後にM型ライカを製造しているライツ社から「M-1」という名称がM型ライカの商品名と抵触したことから、すぐに「OM-1」と改称されたためM-1の生産台数は初期ロットの約5,000台のみなのだとか。
(※この約5,000台という情報は未確認です。このサイトではあくまで他のサイトや古い雑誌などから入手したデータを情報提供しているにすぎません。このサイトはトップにも記載の通り完全に「個人の趣味」のものです。もし間違いなどありましたらぜひコメント欄からお教えください。希少価値をあおり市場価格を操作するような悪質な目的で書いておりません。)
「M-SYSTEM」の “M”は当時、開発に携わっていた「米谷美久」のイニシャルから付けられたと言われている。これは雑誌の米谷氏のインタビュー記事にもそのような経緯を米谷氏自身が語っているのだがWikipediaによれば「実際は一眼レフの“1”を意味する“MONO”から来ている」とのことだ。どっちが本当だろう。
M-1は当時の他機種より小型にもかかわらず、巻き上げレバーや巻き戻しクランクといったパーツはむしろ大きめに作られており、小型にもかかわらず操作性に考慮した作りになっていた。
Mシリーズはマウントやミラーを大型化して、交換レンズを豊富にそろえ、さらに各種アダプターを装備することで、「宇宙からバクテリアまで」あらゆる撮影条件に対応できるように作られたシステムカメラだ。
超小型一眼レフM-1の誕生により、本格的システムカメラ分野に機動性が加えられ、一眼レフの新しいページが開かれたということだ。
◆所感
現在ではM-1ボディの完動品は中古市場では非常に珍しくなってきた。値段もそこそこするので、OM-1の部品から綺麗な筐体をかき集めてM-1として販売しているいわゆるニコイチ・パッチモノがよく見られる。なのでここで見分け方をまとめておきたい。
- 巻戻しリリースノブの赤マークが四角なのが初期のタイプ。小さな赤い丸(点?)になっているのが後期のタイプ(1年しか製造されていなのに前期と後期があるのも不思議な感じがする。もしかしたら工場が複数ありそれぞれで個体差がでたのかもしれない)
- 以下の特徴がある。
- レンズマウント/巻戻しクランクノブのネジがマイナスねじ
- ミラーボックス向かって左側側面下にプラスネジ
- リアカバーがアルミ製で軽く、フィルム押さえの幅が狭い
- フィルムガイド部のネジが4本
- ファインダーレンズが浅い
- フィルム感度ダイアルの側面にネジ(以下は外からは見えないが・・・)
- 三脚台座が3本ネジ止めの軽量ダイキャスト製
- 巻き上げレバーの根元に3本のネジ(ただしプラスチック部は交換されている)
- ブラックボディは超レア品。特別なプロの方にのみ数十台のみ配給されたらしい。
◆エピソード
私のM-1 は2台ある。一台目は巻き上げレバーがOM-1n用の後期のものとなっており明らかに修理をしたのかニコイチ・パッチモノだった。だが巻戻しリリースノブの赤マークが四角の初期タイプだった。
2代目は巻戻しリリースノブの赤マークが後期タイプだったが、巻き上げレバーは劣化しておらず初期のタイプだった。がシャッタスピード1/2と1/1秒が不調だ。使い続けているといいが、しばらく使わないとシャッターが開いたまま止まってしまう。
2代目は売ろうと思っていたが愛着がわいてきて手元から離せれなくなった。
M-1が発売された当初は、当然レンズもM-SYSTEMと銘打ってある。M-SYSTEMのZUIKOレンズは50mm/f1.8、50mm/f1,4、35mm/f2.8の3種を持っているが、これらM-SYSTEMをコレクションするのも面白いかともおもう。ただ、年代ものになるのでめったにいい玉がでてこない。好みはわかれるがモノコートなので甘い描写になるのが気になるところだ。
<諸元>
OLYMPUS M-1
方式 |
オリンパスMシステム、ユニット総数280余点 |
ユニット形式 |
35ミリフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
画面サイズ |
24×36mm |
レンズ |
オリンパスMマウント、バヨネット交換式(回転角70°)、フランンジバック46mm |
シャッター |
フォーカルプレーンシャッター
マウントダイヤル式、B.1~1/1000秒 |
シンクロ |
FP・X接点切換付 |
ファインダー |
ペンタプリズム式広視野ファインダー、フォーカシシグスクリーン交換可能、露出計測光表示付 |
フォーカシングスクリーン |
交換式
■標準タイプはフォーカシングスクリーン1-1型(マクロマット式)を装着、他に多種類交換可能 |
ファインダー視野率 |
実画面に対して97% |
ファインダー倍率 |
50mm標準レンズ付で距離無限遠のとき0.92倍 |
ファインダー視野角 |
短辺23°30’、長辺35° |
ミラー |
大型クイックリターンミラー、ミラーアップ可能 |
フィルム装填 |
イージー・ローディング |
フィルム巻上 |
レバー式、小きざみ巻上可能、巻上角150°、予備引出角30°、セルフコッキング、二重巻上防止・二重露出防止付 |
フィルム駒数計 |
順算式、自動復元 |
フィルム巻戻し |
クランク式、巻戻しクラッチセット式、自動復元 |
露出計 |
TTL(CdS2個使用)、開放測光式中央重点測定、ファインダー内定点合わせ式、露出計ON・OFFスイッチ付、OFFおよび低輝度自動警告スイッチ付 |
測光範囲 |
Fl.4付でASA100のときEV2~17 |
電源 |
水銀電池(JIS・H−D型)1.3V 1個使用 |
フィルム感度ダイヤル |
ASA25~1600、ロックボタン付 |
セルフタイマー |
レバー式(回転角180°)約12秒、4秒以上時間調節可能、スタートレバー回転により始動、始動後スタートレバー逆回転により停止および再セット可能 |
裏蓋 |
交換式
■標準裏蓋は蝶番式・マジックロック
他にレコーデー夕バックおよび250フィルムバック1など取付可能 |
アクセサリーシュー |
専用ユニット着脱式、コードレス接点付 |
大きさ・重量 |
(ボディのみ) 136×83×50mm、490g |
<所有データ>
所有No |
名称 |
コード |
状態 |
用途 |
M001 |
M-1 |
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良好 |
保存&常用 |